猛烈台風到来!!”低気圧で体調不良”をちょっとだけ科学的に考察してみた




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台風21号!猛烈レベルの台風到来で気象病も危険レベルに?



今日の昼前から大阪では風も強まり、今までに経験したことないような暴風と横殴りの雨。写真は家の前。大きな街路樹がなぎ倒されています。

 

天気の悪い日は気圧が低く、湿度も高まります。そのような気圧の変化(特に低気圧)や気温の変化でいろんな症状が引き起こされることを気象病といわれています。

 

私が学生の時は聞いたことのなかった気象病ですが、現在  全国で1000万人にもなるようです。

 

頭痛、倦怠感、むくみ、めまい、耳鳴り、関節痛、喘息、アトピーの悪化、昔の傷や骨折したところが痛むなどの症状から不安やイライラなどの精神面まで様々な症状が見られます。

 

気圧が低いと体はどうなる?

 

私たちは宇宙にでも行かない限りいつも空気の圧に押されて生きています。

 

平地だと平均して1気圧=1031hPaという圧を受けて生活しています。1031hPaといってもどうもピンとこないですが親指の爪くらいの面積に1キロくらいの重さが乗るくらいの結構な圧らしいです。これを上からだけでなく全方向から押されてるんですからすごいですよね。


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でも私たちがそれをなんとも感じずに生きているのは私達にも押し返している力が働いているからです。

 

 山のポテトチップス現象

 

山の上でポテトチップスがぱんぱんになって売られているのを見たことあるでしょ!


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平地では外からの空気の圧に対して袋の中の気体も押し返してるのでパンパンにふくらみません。

でも標高の高い場所では気圧が低くなるので外からかかる圧が少なくなります。

 

外からの気圧に比べて中から押し出す力のほうが強まり、パンパンに膨らんでくるんですね! 


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人間の体はポテトチップスではないので同じ原理ではありませんが、気圧が下がるとやはり外への押し出す力のほうが強くなります。

 

そして細胞が膨らんだところに水分が入ってきます。だから台風がきた時や登山で気圧が低い状況になると浮腫みが出やすくなるんですね。

 

ホースの水現象

 それと同じで低気圧のときは外から体にかかる圧が弱くなるので血液やリンパの流れも弱くなります。

 

水やりのホースを思い出してみてください。指でホースを押さえると一定の圧がかかってしっかり遠くまで水を撒けますが、押さえる圧を弱めると勢いがなくなって遠くまで水をとばせなくなりますよね。血流も同じです。


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今日のような台風の日は急激な低気圧が来ます。

今日の14時(大阪市)の気圧966.7hPaは昨日の同時刻1006.5hPaに比べて39.8hPa気圧が低くなっています。

1hPaで10メートル地上から上がることになるので400メートル位を一気に駆け上がる感じです。

大阪だと信貴山の上まで一気にエレベーターで上がるような感じでしょうか。

 

なんとなく気圧の変化と体への影響の関係が見えてきましたか?

 

天気の悪い日の体調は自律神経の自動運転次第!

    気圧の変動で起こる体や心の不調は気象に対応している自律神経の変動によって起こってきます。

 

自律神経は自分の意志とは無関係に体や心の調整をしています。

 

昼の仕事をバリバリしてるときはアクセルの働きをする交感神経が優位、夜ゆっくり寝てるときはブレーキの働きの副交感神経が優位になります。

心臓の動きや血流までこのブレーキとアクセルで調整されています。

 

自律神経のバランスのいい人=ブレーキの効きが良く、アクセルも踏み込めばすぐ加速する人。

 

こういう人は多少バランスが崩れてもすぐ立て直せますし、気象の影響も受けにくいです。

反対にバランスが悪い人はブレーキやアクセルの調子が悪い自動運転の車に乗ってるような状態になり、気象の変化に影響をうけやすくなり、病気につながってしまいまうこともあります。

 

低気圧で浮腫みやすい女性の80%が基礎代謝が低かった

 化粧品ブランドのデータでは30~40代の女性277名に“低気圧の時の体調変化に関する意識調査”をしたところ70%の人が浮腫みを感じていたといいます。

 

さらに、この浮腫みを感じる人の77%が“基礎代謝が悪い”人だったとのことです。

浮腫みがあるということは体の水分のめぐりが悪くなっている状態。

 

あなたが太っている、やせているに限らず筋肉量の少ない人は代謝が低くなります。

代謝が悪いと余分な水分を体から出せなくなるので浮腫みやすい体質になります。

 

そんな人は台風の時など天気が悪い日や気温の差が激しい日に余計に浮腫みを感じることになりますね。

 

自律神経バランスが悪くて天気予測が出来ちゃう人も・・・

 

自律神経のバランスが悪いと五感が敏感になることがあります。

めまい、耳鳴り,目がちかちかする、においに敏感になる・・など感覚器に異常をきたすことも知られています。

 

私のカウンセリングに来てくれている方に雪が降るのを予測する人がいました。

カウンセリング中に「もうすぐ、雪が降るわ」と言われたらその通り15分後雪が降ってきました。この方は完全自律神経バランスが悪くて、代謝低下タイプ。

 

でも、この方も代謝を上げる食事と栄養の摂り方を実践されることで全く運動しなくても「最近は雪予測ができなくなったわ」と言われてます。

 

今は見かけもどんどん引き締まって、脂肪落としながら筋肉がしっかりついてきたのが分かります。

ちゃんと指導受けたら自律神経も脂肪と筋肉もバランスがよくなりました!

 

代謝を上げて無駄な水分を排出しやすい体作り!!栄養カウンセリングは長尾まで。