牧場の牛乳はなんで美味しいの?
標高100メートルの山奥の牧場に行って来た!
夏休み岐阜の奥飛騨温泉郷にキャンプに来ています。
今日は標高1000メートルの山奥にある“奥飛騨山の村牧場”に行って来ました!
入場料無料で牛、ヤギ、羊、うさぎ、飛騨地鶏が飼われてのんびり過ごすのに最適。
犬も散歩OKで我が家の“ちくわ”もヤギに初ご対面♪
牧場に来たら必ず買うのがソフトクリームと牛乳!
「やっぱり、給食の牛乳と違うな〜!
秒速で飲めるわ〜」と息子
1瓶200円の牛乳は最初の一口は意外とあっさり。
でも後で甘みとまろやさかが広がります。
さすが“ご当地牛乳グランプリ金賞”
「なんで牧場の牛乳はこんなに給食の牛乳と味が違うの?」
の子供の疑問+栄養の違いを勝手に検証してみました。
牧場の牛乳が美味しい理由
1.まず牛!
ジャージー牛から搾乳しています。
ジャージー牛の方が一般の乳牛より濃厚な味と言われてます♪
2.ストレス
ここの牧場の牛はゆったり飼われているようで、搾乳量も牛にストレスかけないように量を調整してるようです。
一般の乳牛はたくさん牛乳を採るために海外製の餌を食べさせたりして大きくして、ギュウギュウ詰めの牛から多量に搾乳したりします。
密飼いだと牛にストレスがかかるため美味しい牛乳が出来ないですよね〜
人間もストレス下の状態では母乳の味が苦くなるっていうのとおんなじ?
3.殺菌方法
給食の牛乳でよく「牛乳臭いからお美しくない」とよく聞きますが、これは牛乳の臭さじゃなくて殺菌過程ででるタンパク質の焦げた匂いといいます。
市場に出ている牛乳の95%は超高温殺菌!
生乳を殺菌する際、山の村牧場の牛乳は63〜65度の低温殺菌で30分かけて殺菌されています。
一般の牛乳は120〜130度の超高温殺菌で2.3秒で殺菌されるらしい。
超高温殺菌牛乳のメリット
○大量に生産できる
○保存期間も長くできる。
スーパーで私たちが買ってる牛乳はヨ
ーロッパでは非常用やペット用に使わ
れるらしいです。
デメリット
○高温処理で牛乳の風味が損なわれる
○タンパク質が熱で変性してタンパク質が焦げる匂いが牛乳臭さになる
○紙パックのものは内部防水のために薬品使ってるため、これも味に影響する?
だからおのずと低温殺菌のメリットは
超高温殺菌のデメリットに、またその逆になります。
○風味が保たれて美味しい
○タンパク質の焦げからくるあの牛乳臭さがない
○大量生産に向かない
○保存期間が短い
☆この点以上に私が気になった栄養ポイント!
低温殺菌ではタンパク質の変性が少ないので牛乳が胃酸で豆腐のように固まり、少しづつ溶けながら腸に向かう。のに対して超高温殺菌では牛乳のタンパク質が熱凝固して胃で十分固まらず腸に早く到達するらしい。
この胃で固まる事が大切!
固まる時に脂肪やカルシウムを包み、体の要求に応じてこの栄養を体に運ぶんですって。
これが超高温殺菌された牛乳では素通りしてしまうんですね。
栄養があるから牛乳を飲む!
という方は低温殺菌やノンホモ牛乳、紙パックされてない牛乳がおススメ!
ジュースと違って牛乳は牛の命をいただく飲みもの。
別に毎日飲まなくても、少々高くても、健康な牛で丁寧に作られた牛乳を選ぶのがいいんじゃないかと思います。
ちなみに我が家では牛乳を常備していません。
給食の牛乳も安い超高温殺菌の牛乳を毎日ださないでたまに美味しい牛乳出してあげてほしいな〜と思う今日この頃でした。