栄養国際研修参加日記 IN バンコク


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6月8日から2泊4日でタイ・バンコクにNorth Asia の栄養コーチとコーチを目指す5カ国の人が学ぶ国際研修に行ってきました。

 

短期留学していた大学の卒業式にオーストラリアに行った以来、20年ぶりの海外。

もう、すっかり英語も忘れています。

 

この研修に行く前に私の先生に言われたことは

「行ったら人生変わりますよ」でした。

もう10回以上参加している先輩コーチも「行ったら分かるわ。理解するより、感じるもんだから。とにかく行っといで!」

と言われ、もう、行くしかない!

 

と言う事で2泊4日の弾丸ツアーに参加。

 

5時間のフライトも先輩コーチに栄養カウンセリングの運営やイベントの企画など色々教えてもらったり、機内食のガパオ(タイの代表的メニュー)をいただいたりしてるうちに着きました。

 
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夕方、到着したバンコクは気温30℃。

湿気はありますが覚悟していたほどの暑さではなくて一安心。

 

街は一見、近代化されたようにビルが立ち並びますが、地震プレートがないため耐震基準がないらしく、細い鉄骨で高いビルを建ててたり、「G」の形をしたビルまであってビックリ!

 

信号も手動で係りのおじさんのさじ加減で色が変わるらしく“世界の渋滞ワースト2位”らしいです。

例に漏れず、この日も空いていたら15分の道を1時間以上かけてホテルまで。

着いたら早速、疲れた胃を温めるべく念願の本場のトムヤンクンを食べて明日の研修に備えます。

 
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8000人の栄養コーチ?

翌朝会場に着くと長蛇の列。あちこちで英語、韓国語、北京語、広東語、タイ語ベトナム語が入り混じって聞こえてきます。指定席でないので、ここから各国席の争奪戦!!

 

会場には8000人が集まっています。

 
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もう、みんなにはぐれないように着いていくので必死!

でも、どの国の人も友好的で手を貸してくれたり、最初席がなくて階段に座っていたら座布団を勧めてくれたり、席を空けてくれたり、人の優しさは国境を越えますね。

 

始まりの照明と音楽が鳴り響くと会場は8000人が各国の旗を振って会場が揺らぐくらいの熱気。

各国のリーダーや世界的な栄養と臨床のドクターの講演も聞けて、トランジスタラジオから流れる同時通訳を聞きながら必死にノートをとります。

 

トイレに行くために会場を出ると会場に入れなかった人たちがホールのドアのそばに敷物を敷いてラジオから流れる会場の講演を聞きながら同じようにノートをとっています。

なんだか胸が熱くなります。

 

タイ人は寿命が短い?

バンコクに5年住むというガイドさんの話では、“この国ではほとんどの人が病院に受診できない”と言います。バスで走っているときにも立派な病院がいくつか見えましたがほとんどは外国人と一部のお金持ちが使っているそうです。

「ガンとか脳梗塞とか大きな病気にかかったらどうするの?」と聞くと「死ぬかもしれませんね。抗がん剤なんて使えないし、治療できないですから」と。

タイの医療機関の9割が診療所レベルで、しかもレントゲンもないから触診と聴診、血圧測定程度の診察。

だからタイ人の寿命は日本に比べるとかなり低い。調べてみると日本人より男女とも10年は寿命が短い。

タイに多い病気としては感染性腸炎など感染系のものが多いですが、その中でもデング熱マラリア、ジカ熱など蚊を媒介した病気も多い。

 

最近は生活習慣病やガンも増えてきているらしいけど病院で治療をしてもらえるのは中間層から富裕層の人に限られるようです。この傾向は世界中にあるけど日本の医療事情とはかなりかけ離れていると改めて感じます。

 保険制度が整っている反面、薬と治療に頼り過ぎて予防医学が浸透しないのが悲しいですが‥

 

ガイドさんが「タイの蚊はジーパンの上からでも刺しますよ!」と

お勧めの虫除けと虫刺されに効くというメンタム系のムヒみたいなの(写真左)を教えてくれました。

 
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その小さなムヒは画期的で両側が空くようになっていて、片一方は虫刺されに塗る用、反対は鼻から吸入できて花粉症や鼻炎のときに鼻から吸うとスーッとするらしい。(結構使えるらしくコンビニで買える)

 

そんな世界の医療事情を考えるとあの会場の熱気も納得できる。日本では病気になったら病院へ行くのが当たり前。保険が利くのが当たり前。だけど、外国ではいかに病気にならないように取り組むか!が求められている。だって、病院に行けない人もいるから・・。

 

だから、みんな良い栄養、正しい栄養知識、いい栄養コーチを求めているのかも知れない

 

病気の7割が肥満からくるといわれています。これは身長に対する体重の肥満値(BMI)でなくて、体脂肪や筋肉率の割合から肥満度を評価が必要です。

特にアジア人はBMIが低いのに体脂肪が高い傾向があって、血糖のコントロールが悪くなりやすく、糖尿病のリスクを高めている。と言います。

 

What’s your story?

会場で台湾の栄養コーチに声をかけられ、一緒に写真を撮りました。

2人ともとっても引き締まった体でエネルギッシュ!


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女性のコーチに「What’s your story?」と聞かれて一瞬戸惑っていると、彼女は自分の携帯でインスタグラムの写真を見せてくれて自分の変化や彼女のコーチを受けた生徒さんの写真も見せてくれました。

そこには顔の浮腫んで小太りの男性が映っています。そして私の隣に、似てるようでまるで別人の男性がニコニコしています。「Is this YOU?」と聞くと、すっかりむくみは消えて、すっきりやせて顔色もよく、今にも踊りだしそうなその男性から「This is my story!」と満面の笑みで返ってきました。

 

それは私にとって今回の国際研修でとっても衝撃的な出来事でした。

「いったい、去年一年で私の周りでこんなに心からハッピーな人が何人生まれただろう?」

「みんなにこんな風に健康でハッピーになってもらえるように本気で向き合えてたかな?」と色々反省しました。

 

フランスから来たリーダーが“Be the best version of you”

(最高の自分になりなさい)と話されました。回りの人を励まして、一緒に学んで、その人の決めたゴールへの計画をサポートする。

 

そのためにまず、自分自身を磨いていく必要があること教えられました。

 

今年も後半分。私が成長してるか?ポジティブなエネルギーで満たされているか?時々みなさんからもチェック入れてくださいね!